授業でCANONのXL1を扱う。やたらとごっついデジタルビデオカメラ。このカメラの最大のウリはレンズマウントがアリマウントなためフィルムレンズを装着できるということだろう、と思う。
しっかしビデオのイメージは好きになれない。乾いてる、というかなんというか、色気がない。そもそもビデオは撮影してて面白くない。多少の色や輝度の誤差はあれ、ファインダーに写っているイメージが最終的なそれなわけで、フィルムのような現像したらどうなるんだろう、という不安と期待の入り混じった感覚がない。フィルムは生き物と形容される事が多いが、フィルム撮影はフィルムという曖昧な生のモノをを手探りで造形するような興奮があるが、ビデオにはそれはない。1と0という数字ですべてを処理するキカイ。中間は、ない。
ビデオは中間のない芸術。
中間のない芸術?
うーん、よくわからない。

結局ビデオはコンテンツ、フィルムはフォルムなんだと思うんだよ。