週末

は料理するのが楽しみ。

先週末はメキシカンを作りまくった。

目玉はスパニッシュライスとトルティアスープ。スパニッシュライスは簡単でうまい。メキシコ風炊き込みご飯。日曜日に彼女が昼から老鶏のダシを取り、そのダシと肉でトルティアスープ。コーントルティアを揚げて、粉砕し、スープに入れる。うーまーいー。黒豆がいい。今まで食べたトルティアスープで一番うまい。

  • Cinematography

id:izakanazanbiのところでフィルムストックと色温度について触れたので簡単に説明をしておく。
フィルムストックは基本的に5つの要素で選ばれる。
1リバーサルかネガティブか
2カラーか白黒か
タングステンバランスかデイライトバランスか
4フィルムの感度(ISO/ASA)
5ゲージサイズ(70mm,35mm,16mm,8mm)
色温度に関する要素は3のカラーバランス。ケルビン博士が発見したらしいのだが、様々な波長にしたがって、光はその色合いを変える。大雑把に言って、色温度が低いとオレンジ色に見え、高いと青っぽい色に見える。ケルビン博士が発見したのでその温度の単位としてはK(ケルビン)が用いられる。フィルムのカラーバランスはスタジオ照明の3200K(タングステンバランス)と太陽光の5600K(デイライトバランス)に分けられており、タングステンフィルムはスタジオ照明をいわゆる「シネマホワイト」ととして認識し、デイライトフィルムは太陽光を「シネマホワイト」として認識する。したがって、タングステンフィルムで太陽光を撮影すると光が青みかかって再現され、逆にデイライトフィルムでスタジオ照明を撮影すると、オレンジかかって再現される。このギャップを補正するために色温度補正フィルターが使われる。もっともポピュラーなものは85と80。85は太陽光の5600Kの光をスタジオ照明と同じ3200Kまで下げる。結果タングステンフィルムに85フィルターを装着する事で太陽光の元でも「シネマホワイト」を得られる。80は逆にスタジオ照明の3200Kの光を太陽光の5600Kまで引き上げる。したがって、デイライトフィルムでスタジオ照明を「シネマホワイト」として再現することができる。これらのフィルターは絞りをいくらかもっていくので注意が必要。85は2/3絞り、80は2絞り持っていく。その他にも81、82シリーズがあり、これらはもう少し微妙な補正に使われる。最も頻繁に使われるのは間違いなく85フィルターである。因に俺の学校には85はあるが、80はない。80は2絞りという犠牲を払わねばならないので非常に使い勝手が悪い。
照明自体に色温度を補正するジェルを装着するという手段もある。
デジタルにおいて、このカラーバランスはホワイトバランスと呼ばれており、基本的にメカニズムは同じである。
因に家庭で普通に使われる電気は3200Kにも満たない。大体2000Kから2800Kの間くらいだろう。従ってタングステンフィルムでも家庭の照明はオレンジかかって映るのだ。さらには太陽光も実は常に5600Kというわけでもない。時間帯、季節によって変わってくる。夕焼け、朝焼け時は2000Kかそこらだろうし、夏の真っ昼間は20000Kにもいくという。
また、常に「シネマホワイト」が正しい、というわけでもない。様々な色温度は季節、時間帯へのレファレンスにもなるし、その映画、写真のスタイルにもなる、ということを忘れてはいけない。